高台のまなびや(上関町立白井田小学校)
山口県の風光明媚な島の高台にその校舎は残っている。
ずっと行きたいと思っていた木造校舎だ。
生徒たちの声が聞こえなくなって30年ほど経過した校舎はモルタルが落下して痛々しい姿になっていた。
廊下にサッシが落下していたりと内部の痛みも進んでいる。
2階の廊下は床板もグズグズなので歩くのには注意が必要だ。
やはり海が近いと建物の劣化も早い。
山側からは植物も侵食してきている。
よくある歴代の校長先生の写真だが、左上の創設者である初代校長先生の姿にビックリした。
冠の様なものを被っている。
『藤井厚鞆』調べてみたら近くにある白井田八幡宮の宮司さんらしい。
ずいぶん歴史がある学校のようだ。
ここにも懐かしいものが残っていた。
もう5インチのフロッピーディスクって見たことがない人も多そう。
当時はこんな物でOSを起動していたのが信じられない。
どこの学校にも有ったはずなのに、廃校ではあまり見かけないスターターピストル。
校庭にある用具倉庫は森になろうとしていた。
そろそろ日が沈むので帰路につこう。
この痛みようでは先は長くはないかもしれないが、解体されることなく自然と最後を迎えてほしい。
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